就職体験記

夢を実現した先輩のメッセージ

株式会社デンソー 生産関係職
ビジネス情報科男子

私は、高校卒業後は就職すると決めて、土岐商業を選びました。もともと車が好きで、関係のある企業に就職したいと考えていました。1年生の時に求人票を見たり、先生から話を聞いたりしてデンソーから求人があることを知りました。私も日本1位の自動車部品メーカーで、常に挑戦し続け最先端の部品を作ることで、社会に貢献したいと思い志望しました。早い段階で具体的な目標があると、それに向けて何をするべきかがわかり、他の人より早く動けるので、やりたいことを考えておくことが重要だと思います。
コロナ禍で、試験は岐阜市内のホテルで行われ、リモートで面接、SPI問題、小論文という内容でした。リモート面接では、タブレット越しに面接官の方と話しました。自己アピールやクラス内での役割などを聞かれ、1つ答えると掘り下げて質問されました。ほぼ会話のような形で進んでいき、緊張感はありましたが、リラックスして受け応えができたと思います。準備の期間で、たくさん話すことに慣れていたほうがいいと思います。デンソーはコミュニケーションを重視されており、明るく話せるか、創造力などがあるかを求められます。話が詰まったりしないように、つくっている製品や、関連したニュースなどを調べておくといいと思います。私は面接の練習があまりできず、話す内容に少し不安がありましたが、事前に知識を入れておいたことで詰まることなく話をすることができました。SPI問題は、問題集でやったことのある問題ではありましたが、全体的にレベルが高かったと思います。時間に余裕がなく、焦ってしまったので自分のペースで解けばよかったと後悔しています。小論文は「自分がこれまで頑張ってきたこと」が課題だったのですらすら書けました。
私が皆さんに伝えたいことは、早め早めの行動をとることです。なんとなく過ごしているとすぐに時期は来てしまいます。目標を定めて努力を始める時期が早いほど、自分の選択できる進路が増えるので頑張ってください。

東海旅客鉄道株式会社東海鉄道事業本部 運輸
ビジネス科女子

私は、入学当初から高校卒業後は就職すると決め、進路決定時に自分の武器になるようにと思い、特に簿記に力を入れて勉強してきました。そのため2年生の頃までは事務職に就くことを考えていました。しかし、三者懇談で先生から、同じ部活だった先輩がJR東海に就職されたという話を聞いてから、JR東海という会社に興味を持ち、自分の進路の一つとして考えるようになりました。幼少期から電車を利用する機会が多く電車に乗ることが好きだったことと、周りの人と協力しながら、人々の生活を支えているという責任感と使命感を持って仕事ができる鉄道業務に魅力を感じ、強く志望するようになりました。
 試験内容は、学科試験(国・数・英)、クレペリン検査、識別検査、医学検査、個人面接、グループディスカッションでした。学科試験は、SPIの問題集を購入し、それを使って対策をしました。特に数学は問題数が多く、ほとんどが応用問題でした。年によって問題の難易度は異なると思いますが、どんな難易度の問題が出されても解けるように色々な問題に取り組んでおくべきだと思いました。クレペリン検査は、進路指導室の先生から練習問題をいただきそれを実際と同様に計って練習しました。繰り返し練習していくと、コツをつかみ計算速度が上がっていきました。30分間足し算をし続け、手が痛くなり、かなり疲れます。それに負けない集中力をつけるためにも繰り返し練習して慣れておくと良いと思います。面接は、たくさんの先生にお願いをして練習をしました。話す内容や声の大きさ、癖、目線、表情など細かくアドバイスしていただきました。話す内容がまとまらないときはノートに話したいことを書き出したり、付箋を使ってまとめたりすると頭の中が整理されてよかったです。
グループディスカッションは、あまり練習ができなかったのでとても不安でした。同じグループに積極的に意見を言う人がいたので大変焦りましたが、自分の考えをしっかり伝えることと、周りの意見をしっかり聞きそれに対して反応をすることを心掛けました。本番ではかなり緊張すると思いますが、自信をもって笑顔でいることが大事です。
 私が皆さんに伝えたいことは、後悔しない道を選んでほしいということです。成績や資格でも自分が満足できる結果を得られるように、また進路も希望したところに行けるように、今自分がやるべきことを精一杯行い、後悔しないように努力を続けてください。それが進路実現につながると思います。